はじめに
ぶどう農家が完璧な形のぶどうをどのようにして育てているか疑問に思ったことはありますか?完璧なぶどうを実現するための重要なステップの一つに「摘粒」と呼ばれる過程があります。摘粒では房からいくつかの粒を切り落とし、残った粒がより大きく成長するための空間を確保します。この作業は農家にとって重労働な作業でした。
しかし、ロボットが作業を手助けできたらどうでしょうか?このプロジェクトでは、人工知能(AI)を搭載したデュアルアームロボットシステムを利用してぶどうの摘粒を自動化する技術を研究しています。
一方のロボットアームが事前に計算された座標にある不要な粒を切り落とし、もう一方のアームは、作業中のぶどうの房を支えます。2つのアームが協力して動くことで、これらのロボットは自動的に粒を摘果し、ぶどう栽培作業の効率を向上させ、新人農家を訓練する時間を短縮することができます。
この研究では、ロボットがAIとセンサーを使用して、ぶどうの房内の不要な粒を自動的に識別し、除去する方法を提案します。ロボットがぶどうの栽培方法をどのように革命的に変えているか見てみましょう!
発表文献
Automating Grape Thinning: Predicting Robotic Arm End-effector Position Using Depth Sensing Technology and Neural Networks
Prawit Buayai, Tan Yin Suan, Muhammad Faris Bin Kamarudzaman, Xiaoyang Mao, Hiromitsu Nishizaki, Koji Makino
IEEE International Workshop on Metrology for Agriculture and Forestry (MetroAgriFor), November 2023
特許
摘粒案件
特許第7090255号(特願2022-3201)、2022年1月12日出願、【発明の名称】情報処理装置、システム、プログラム、及び情報処理方法、茅 暁陽、 ブアヤイ プラウィット、横澤 浩樹、根本 陽平